2021/03/28

シフトインジケーター第二弾

前の記事で4速ランプはリトルカブの4速ランプオマージュって

言っていたシフトインジケーターを7セグLED化しました。




まずは7セグ自体使うのが初めてなので秋月電子で下調べ。

信号がマイナスなのでアノードコモンのものを探せば良いようです。

メーターの中の収まりを考えて、白い一番小さいLEDにします。



データシートを見ながら、どこに何を繋げば良いのかをExcelでまとめて、、、

○印のところに整流ダイオードをつけていきます。

ミスすると数字じゃなくなるので丁寧に。。。

整流ダイオードが16個必要ですねえ。


後は各ランプに抵抗をつけます。今回は510Ωのやつを購入。




メーターの中に入れる事を考えて、
1~4速の4本線を7セグの各LEDの8線に変換する部分と、
7セグ本体の2分割にしました。





そしてメーターに合わせながら配置。思ったより結構狭いぞ。。。

今回ももともと4速ランプをつけていた、50ccの速度警告灯の場所を使います。
(カブ110なので純正は空き地になってる)

メーター板も塗装を削って半透明にします。





そして仮置き。いい感じですね。
ただちょっと光ってない時のLEDのベースが目立つのと、
明るすぎた気がするのでスモークフィルムを貼ります。


車用のやつ。あんまり黒いのもあれなので、
売ってる中で一番薄めの透過率13%を買いました。




裏から貼って。


まあ手作り感は出ますが、そこそこ隠れて良いのではないでしょうか。


光らせてみました。いい感じ。



車体側の配線はすでに4速ランプをつけた時にやったので割愛。






結局押し込み気味に入れることになりました。
4速の4本線を8本に変えるのはメーターの外でも良かったですね。



↑今まで ↓インジケータつけた時

でも導光板があるおかげで
ちょっと影になったような、なってないような、って感じで
思ったより影響なさそうです。




ちなみに、テプラの熱収縮チューブがあるらしいので、
今回から使ってみることにしました。








そして出来上がりはこちら。



ニュートラルは純正を使いながら、1~4まで表示される安心仕様になりました。
新カブ系はメーターが分解できるのが良いですね。
リトルカブじゃできなかったので。

周りにいっぱい後付けしなくて済むのでありがたい。


2021/03/15

スイッチボックスのおはなし

カブに電気系の装備をつけていくと、
それをオンオフするスイッチが欲しくなるソレ。

 自分のカブには結構前からついてるスイッチボックス、
それを見るだけでカブ工作の歴史が遡れます(大げさ)




今はさわやか号にはタコメーター一体型のがついてて、




リトルさんにはタナックスの時計を取り込んだスイッチボックスがついています。






どちらもフリーのCADから起こして3Dプリンターで印刷した力作なのですが、
一番最初はプラスチックのケースにドリルで穴あけ、ヤスリで整えたものでした。





~スイッチボックス 1型~


一番最初につけたスイッチボックスです。
ハザードとシガソケ用の電源ですね。
なにか作るときは画像いじってイメージから入ります(笑)





写真が残っていたのが冬のときで、
後からグリップヒーターのスイッチを増設したようです。






この1年後に技術革新が我が家に到来して、3Dプリンターがやってきました。



~スイッチボックス 1.5型~
よわよわ。割愛。
(しまなみ海道用にコインボックスもつけてみたけど)




~スイッチボックス 2型~

3Dプリンターの第2弾、いいえ第1弾はこれ。自由度が出たわりには
今までのプラケースに寄せた形してますね。
ステーまでプラで作るという暴挙には出ずに、安全側に振ってホムセンステー付け。




~スイッチボックス 3型~

スイッチだけじゃなく旅装備が増えるリトルカブさん。
タコメーターをつけるのとあわせて、一体型にしました。
(トグルスイッチ、一旦防水キャップにしたのに錆びた奴になぜか戻ってる。。。)


このまとまり感がかなり気に入って、しばらくはこの形をベースに
改良を続けていきました。


シールを貼ってみたり、印刷中に形が反ってしまったり、
真夏の駐輪場で変形したり。ぱっと見変わってないこの3型シリーズは
今の形になるまでいろんな対策が入っています。




ここでさわやか号が納車されるのと同時に、
メーター一体型のスイッチボックスもリトルから移設します。


ついでに4速ランプをつけてみたり。

グリップヒーターはエンデュランスの電圧計付きの奴になったので、
空きスイッチはサブライト用になりました。



整備の時を考えて、着脱式。
でもこのカプラーの脱着力で蓋が外れたり引掛けが取れたり。苦労しました(笑)



裏のこの辺とかこの辺。結局色々あってめっちゃ飛び出た。







しかも4速ランプはメーターの中に移したんですけどね。
ちなみに4速ランプだけなのと、青色LEDなのは
憧れだったリトルカブの4速灯オマージュです。




~スイッチボックス 3型A(現行)~

3型と見た目あんまり変わらないけど、カプラー問題とかを一新した最終仕様。
ハザードがウインカースイッチと一緒になっても構造変えずに、
ハザードスイッチが無くなっただけです。(記事の一番上に戻る)

ちなみに水道の蛇口が下方向で水が止まるのは阪神淡路の経験って言いますけど、
さわやか号のスイッチも下方向がオフになります。
バイクカバーかけるときに下方向に力がかかるから当たってもオフになるようにと、
リア側スイッチはBOX灯にも繋がっててバッ直だからバッテリーあがり対策です。




一方でリトルカブは、というと。
ツーリング仕様はさわやか号に役割を移したので、
なるべく装備は落とさずに、おしゃれカブを目指すことにしました。

リトルカブといえばかわいい。つまり丸。(?)
安直にスイッチボックスを丸にして、
ちょうどCubyさんでタッチアップが売られていたので車体色に塗ることにしました。
その名はスイッチボックス 4型。(ただの連番)


まずは半分だけ印刷して位置合わせの確認。
つけるのは電圧計、時計、ハザード、
グリップヒーターのスイッチ、USBのスイッチ、USB本体とてんこもりです。



出来上がったのがこちら。いい感じ。
でもしばらく運用している内に電圧計がお亡くなりになったのと、
どっちがどっちのスイッチか分からないという
スイッチボックスとしての役割が担えていない問題が起きたので、改良を加えました。


そうですね、スイッチボックス 4型Aとでも言っておきましょう。


流石に3Dプリンターを迎えて4年も経てば趣味とはいえ
それなりのノウハウが蓄積されるので、タッピング用のナットを植えたり、
ロゴシールは雨でにじむことも学んだので、
凹凸で文字を表現しています。(ハザード廃止と同時に3型Aにも入れた)







そして最初の画像に戻る。


この見た目でUSB充電まで備えているから侮れない。
3型シリーズもメーターとの一体感が良いですが、
単独でこの一体感が出る4型シリーズが一番お気に入りですね。


そんなスイッチボックスの歴史のお話でした。



(丸形の4型が生まれる前、半円の試作品)




おわり。